各党の部会でまとめられるといわれています。
あとは、わたし達は見守ることしかできません。
そこで、最後に政界を代表する議員さんに託したいと思います。
民主党 城島光力議員 に、最後のメッセージを送ります。
城島光力議員は、東京大学農学部獣医学科を卒業され、
動物愛護管理法を初めて改正した1999年当時から、
長年に渡り動物愛護に尽力されてきた議員さんです。
先日まとめた政界と業界関係図を見ても明らかな通り、
全国ペット協会、日本獣医師会をはじめとしたペット業界に対しても、
政界を代表する存在であり、動物愛護界での影響力が大きい方です。
「犬・猫等の殺処分を禁止する議員連盟」会長として、
時間をかけて改正に取り組まれてきました。
ただ残念ながら、城島議員の8週齢規制に対する見解が、
民主党の主要関係者の中で唯一、最後まで確認することができませんでした。
おそらく国対委員長になられ、ご多忙だったこととお察しします。
「犬・猫等の殺処分を禁止する議員連盟」としては、
「8週齢以下の販売禁止」と表明されています。
その内容が「引き離し」ではなく、「販売」としている点について、
事務局長の生方幸夫議員が「"私は"引き離しだと考えています」とお答えくださいました。
一抹の不安がある中で、信頼できる筋から大変気になる話も聞きましたが� �
それはわたしが直接聞いたわけでも、ご本人に確認したことでもないので
忘れることにしました。
ただ、これまでのような熱心な動物愛護家や団体だけではなく、
今回のように多くの国民の注目が集まる中では、注目が高まるに従い、
どうしても様々な憶測や疑念も飛び交ってしまいます。
重要なお立場であるが故に、これまでの経歴もよく知られています。
すでに公になっていることなので、事実だけに絞って列記します。
********************************************
●城島光力議員とジャパンケネルクラブ理事長・永村武美氏の深い交友関係
偽装牛肉事件を起こした食肉業者ハンナングループを、
パーティー券の購入先を探していた城島光力議員に紹介したのが、
当� �、農水省畜産部長であった現ジャパンケネルクラブ理事長・永村武美氏。
その後、永村氏は農水省を辞任。
農水省認可の社団法人ジャパンケネルクラブに天下りしました。
また、両人とも東京大学獣医学科卒。1学年違いということもありお知り合いです。
●社団法人ジャパンケネルクラブは8週齢規制で影響を受けるブリーダーが加盟する団体。
社団法人ジャパンケネルクラブは、純血種の犬の血統証を発行する法人で、ブリーダーが加盟。
当初から8週齢規制の影響によって、コスト、手間が最もかかるのはブリーダーと言われ、
前回改正時から一貫して、規制に反対を表明しています。
●永村武美氏は環境省の委員会等で8週齢規制に反対。
永村武美氏は、動物愛� ��管理法改正を検討してきた環境省の中央環境審議会動物部会の
審議会委員及び改正の検討小委員会の委員も務めています。
環境省の動物愛護管理のあり方検討小委員会(第10回)において、
「私は8週齢ときちんと書くことには賛成しかねる立場でございます」と発言。
また、民主党の動物愛護管理法の改正を検討する議員連盟(第3回勉強会)でも
8週齢規制に反対の講演を行い、国会議員にアピールしています。
※規制される側の業界関係者が、改正の検討会議に出席することは必要とされています。
規制する側だけでの検討は、民主主義国家として認められません。
ただし、国家公務員倫理法違反疑惑等の問題があった元官僚を委員にしてよいかは別ですが。
● 城島光力議員は、犬・猫等の殺処分を禁止する議員連盟会長。
民主党の動物愛護法改正を検討する議連のひとつ。
事務局長は、修正協議を行う衆議院環境委員会委員長の生方幸夫議員。
********************************************
動物は、ラボでのテストに使用されるべき
今回の改正では、幼齢犬猫に関して、何らかの数値規制がなされるといわれています。
つまり、規制そのものが見送られる可能性は低いわけです。
となると焦点は「生後8週齢未満の犬猫を親や兄弟から引き離してはならない」という定義を、
妥協するか否かに絞られます。
最も規制の影響を受けるブリーダーの加盟団体の永村氏が、
動物愛護法改正に長年携わり、与党で主導権を握る民主党の城島議員に、
交友関係の縁を伝って、8週齢規制を緩めてほしいと陳情するのは充分にあり得ます。
しかし、城島議員は政界における動物愛護の代名詞的存在であり、
動物愛護界から8週齢規制� ��入を強く求められ、
松野頼久議員をはじめとした民主党内は、妥協しない方針一色ですから、
永村氏に配慮して貸しをつくりたくても、
ひとまずは妥協しない方向で表明せざるを得ないお立場です。
そこで、あくまでも事実に基づいたことからの仮定の話ですが、
こんなこともやろうと思えばできてしまうという話として、
さらに、こんな憶測が囁かれるようになります。
≪自らは導入に賛成を主張したまま、自民党の反対を利用して妥協案にしてしまう≫
●通例どおりなら、8週齢規制の妥協案は環境委員会の修正協議で話し合われることになります。
●修正協議は通例、衆参両院それぞれ、環境委員会委員長1名、筆頭理事2名で行われます。
●衆議院環境委員会� ��員長の生方幸夫議員は、城島議員が会長を務める動物愛護議連の
事務局長です。
●同委員会の筆頭理事には、自民党・田中和徳議員が参加されます。
●田中議員は城島議員と同じ選挙区(神奈川10区)で、まさに宿敵です。
前回2009年の総選挙では小選挙区で城島議員が当選。田中議員は破れて比例で復活当選。
それまで3回連続当選で安泰だった田中議員にとって、突然国替えしてきた城島議員に
いい感情は抱いていないでしょう。
ライバルに実績を残させれば、今年中に実施される選挙で苦戦は必至です。
田中議員が城島議員の意向ともいえる生方議員の意向に、修正協議で反発するのは
自然なことと想定されます。
●ただでさえ自民党は、今国会で自民党員から反 発が出るほど、何でもかんでも民主党に反発
する姿勢を崩していません。
●しかも、8週齢規制に消極的な日本獣医師会の副会長は自民党員なので、
獣医師政治連盟の影響を直接受け、自民党は導入に反発する可能性が高いともいえます。
●さらに、自民党どうぶつ議連の段階で、取り締まり体制の構築を条件とするなど消極的でした。
●つまり、民主党が8週齢規制導入を表明すれば、自民党は難色を示すのはほぼ確実と
いわれています。
●そこで、修正協議に入るまでは民主党として導入賛成を主張し、修正協議で自民党が難色を
示してから、渡りに船で生方議員が用意してある妥協案を提示。妥協案で決定してしまいます。
●修正協議はいわゆる密室会談� �ので、この経緯は一般には公表されません。
●こうして、城島議員はあくまでも8週齢規制に賛成を主張したまま、
永村氏に配慮した妥協案を自民党に提示させて可決することができるわけです。
●そして後に、8週齢規制が妥協案になったことが公になり、動物愛護界から批判があがった時、
「民主党はなんとしても導入したかった。しかし、自民党(の田中議員)が強く難色を示した」と
喧伝して、悪者はライバルの自民党・田中議員にしてしまいます。
●そして、動物愛護に熱心な国会議員として更に支持を集め、田中議員との差を開き、
今年中に実施される衆議院総選挙でも田中議員を破り、当選を確実なものとします。
もちろん、城島議員や生方議員がこんな姑息 なことをすると決めつけているのではなく、
あくまでも事実から想定される仮定のお話です。
きっとこれを聞いたら、大笑いして一笑に付されることでしょう。
あなたのカメが妊娠している場合どのように知っている
前回の改正で8週齢規制が見送られるという苦い経験をし、
経歴や様々な状況からみて、城島議員の役割が大変重要であるだけに、
どうしてもわたし達が心配になってしまうのは、お許しいただきたく存じます。
様々な憶測を呼んでいる中でご尽力いただくのは、さぞ大変なことだろうとお察しします。
そこでわたしは、以下のような最後のメッセージを送りました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の動物愛護法改正にあたり、お願いがございます。
8週齢規制の定義は「生後8週齢未満の子犬子猫は親や兄弟から引き離してはならな� ��」。
規制の目的は早期の引き離しによる問題行動を防ぐためであり、本来10〜12週齢までは
引き離すべきではありません。よって8〜9週齢を許容範囲として、
違法とする基準としては8週齢未満と定められたのであり、50日や7週齢では問題行動は防げず、
また、引き離し時点が実質45日前後となってしまう販売時点でも当然意味がなく、
一切妥協が許されない規制です。
今回の改正はこれまでのように、一部の動物愛護関係者だけではなく、
多くの国民が見守っている改正です。
注目が高まるに従い、どうしても憶測や疑念も飛び交う中で厳しい目が集まる中、
大変なお立場でいらっしゃるかとお察しいたしますが、
永年に渡って動物愛護に尽力されてきた城島議員が、如何なるしがらみよりも、
私達� ��民の声を第一に、耳を傾けていただけるものと信じ、
この度の動物愛護管理法改正を、託させていただきます。
この信頼を決して裏切らないでください。しっかり一部始終を見守っております。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「国政の場に国民の声が届いていません。
インターネットを活用しみなさまの声を政治に反映させたいと強く思っています」
(城島光力HPより)
とのことなので、ぜひ城島議員に最後のメッセージを届けてください。
●城島光力議員(衆議院 )
選挙区/川崎市川崎区・幸区・中原区
メッセージはこちら/
事務所住所/〒210-0004 神奈川県川崎市川崎区宮本町2-27
********************************************
今回の改正で8週齢規制を妥協するか否かは、
城島議員と、修正協議をする以下の議員さん6名、計7名が左右します。
大きな裁量権が委ねられ、責任重大な方々なのです。
つまり、この7名がパブコメと署名に寄せられた国民の声を聞いていれば、
8週齢規制が妥協されるようなことはないということです。
そこで、わたし達は以下のような最後のお願いメッセージを送りました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
タイトル/動愛法改正に関する環境委員会修正協議でのお願い
"悪い男は自分の体と推測されない"
今回の動物愛護法改正にあたり、議員が修正協議に参加され、
決定権を持つ重責を担われていらっしゃることを知りました。
動物愛護法は他の法案と違い、直接的に命の扱い方を左右する法案です。
政党の壁を取り除き、一切妥協することなく、公正な判断を期待いたします。
8週齢規制の定義は「生後8週齢未満の子犬子猫は親や兄弟から引き離してはならない」。
規制の目的は早期の引き離しによる問題行動を防ぐためであり、本来10〜12週齢までは
引き離すべきではありません。よって8〜9週齢を許容範囲と設定し、
違法とする基準として8週齢未満と定められたのであり、50日や7週齢で問題行動は防げず、
また、引き離し時点が� �質45日前後となってしまう販売時点でも意味がなく、
一切妥協が許されない規制です。
これまでの改正と違い、一部の動物愛護関係者だけでなく、
国民みんなが期待して、一部始終を見守っている改正です。
前回の改正のように、協議を経たら8週齢規制がねじ曲げられるようなことがないよう、
何卒宜しくお願い申し上げます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もし、最後のメッセージを託したい方は、
下記の議員さんにお送りください。
【 修正協議に関係する議員リスト 】
●衆議院環境委員会委員長/生方幸夫議員(衆議院)
選挙区/千葉6区(市川市・松戸市)
HP/
e-mail/zxe0462br/>事務所住所/〒271-0076 千葉県松戸市岩瀬153-1アセッツ松戸1階
●衆議院環境委員会筆頭理事/田中和徳(衆議院)
選挙区/比例区・南関東ブロック
HP/
メッセージ投稿先/HPの「お問い合わせ」をクリック。
事務所住所/〒210-0846 川崎市川崎区小田6-11-24望星ビル205号室
●衆議院環境委員会筆頭理事/近藤昭一議員(衆議院)
選挙区/愛知3区(名古屋市・昭和・緑・天白区)
HP/ http://www.kon-chan.org/
メッセージe-mail/ http://www.kon-chan.org/contents/reference.html
事務所住所/〒100-8982東京都千代田区永田町2-1-2衆議院第2議員会館402号室
●参議院環境委員会委員長/松村祥史(参議院)
選挙区/ 熊本県
HP/ http://www.yoshifumi.net/
メッセージ投稿先/HPの「お問い合わせ」をクリック。
事務所住所/〒862-0950熊本県熊本市水前寺6-41-5 千代田レジデンス県庁東101号室
●参議院環境委員会筆頭理事/小見山幸治議員(参議院)
選挙区/岐阜県
HP/ http://komiyama.to/
メッセージe-mail/ http://komiyama.to/contact/
事務所住所/〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1参議院議員会館724号室
●参議院環境委員会筆頭理事/北川イッセイ(参議院)
選挙区/大阪府
HP/ http://www.k-issei.jp/
メッセージ投稿先/HP一番下の「ご意見・ご感想」のアドレスをクリック
事務所住所/〒577-0801 東大阪市小阪1-12-12小阪駅前コーポ1003号
********************************************
わたし達にもやらなければならないことがあります。
ただ期待し、お願いするだけでは、やっぱりダメです。
もし、改正が期待に添うなら、ちゃんと感謝して、選挙で応援しましょう。
もし、改正が裏切られたなら、とことん批判して、選挙で落選させましょう。
評価が伴わなければ、それが期待通りであっても、裏切りであっても、
誰も聞く耳を持ってはくれません。
8週齢規制の定義「生後8週齢未満の犬猫は親や兄弟から引き離してはならない」を
少しでも妥協した結果が出たら、事 実を確認します。
「引き離しでなくても販売でも同じこと」などという解釈の間違いをすることはあり得ません。
国会議員全員、政党すべて、上記の7名を含め関係者50人以上に資料まで送って、
関係者がみんなして解釈を間違えるようなことはあり得ません。
もし、自民党の田中議員が難色を示して譲らず、致し方なく妥協案にさせられたなら、
生方議員もしくは城島議員は、そのように主張されればよいことです。
逆に、民主党が大した説得もせずに難色を示しただけで妥協案を持ち出したなら、
田中議員は、そのように主張されればよいことです。
同じ選挙区で争うのですから、本当のことを言ってくださることでしょう。
わたし達は、8週齢規制のような学術的に明確で世界的な基準となっているような規制すら、
法制化できないような国会議員はいりません。
妥協した、またはさせた方を落選させるだけです。
しっかりと見守らせていただきます。
追記・・・・・・・・・・なぜ、公然の秘密なんかが存在するのか・・・・・・・・・・
城島議員と永村氏の関係について、
理性的で協力的な日本の動物愛護団体は触れようとしません。
「やはり動物愛護はヒステリックだ。こんな相手とではまともに活動できない」
「そんなことをすると、愛護にブレーキがかかりますよ」
そう言って、脅かさ� �るからだと推測します。
前者はよく動物実験関係者が使う言葉です。
「情報公開なんてしたら、ヒステリックな動物愛護関係者が無用に騒ぎ立てる」
だから、情報公開はできないと。
後者は実際、わたしが日本獣医師会から言われた言葉です。
なんで事実に触れて直接質問しただけで、ブレーキになるのか意味不明です。
こうした傾向は1999年改正の際、実験動物の規制を求めた愛護団体側に対し、
「実験動物の規制をこれ以上求めるのなら、改正自体を見送る」と
国会議員から脅された経験が、元になっているとわたしは推測します。
今回の改正も、ただでさえ山積する課題で停滞ぎみの国会で、
会期中に改正できるか微妙と言われています。
「これじゃ改正なんてできない!」と、言い出さ� ��てもおかしくありません。
※動愛法附則で(審議会等が)必要と認めるような要件は、
改正しなければならないことになっています。
動物愛護団体は、国会議員や獣医師会など関係者と共に
愛護を推進していかなければなりません。
反発し合っていては、協働できないし、情報さえ入ってこなくなります。
へそを曲げられると困る。よって、気を遣わざるを得ないのです。
しかし、わたし達は違います。
動物愛護界にいるつもりもないし、国会議員さん達と懇意にしたいとは思いません。
わたしのブログについて国会議員や獣医師が、動物愛護に懸念を言いはじめたら、
動物愛護関係者の方々はどうぞ、
「あれはただの一般人。個人のブログです。団体でも愛護家でもなんでもない」と言ってくださって結構です。
その証拠に、わたしはどこの団体とも懇意にしていないし、おつきあいもありません。
一市民として、事実から推測せざるを得ないことを、公益を守るために、公人に対して、
許せないものは「許せない」、おかしいことを「おかしい」、やめてほしいことを「やめて」
と言っているだけです。
もちろん、ただの取り越し苦労かもしれません。
それならそれで、議員さん達はご自分のホームページで、「事実無根」と主張して、
わたし達を安心させてくだされば済むことです。
こんな一市民の取り越し苦労にいちいち目くじらを立てていたら、公人なんて務まりません。
とはいえ、わたし達も社会人として、名誉毀損にならない範囲であることを確認しながら、
この� ��稿をまとめました。
そもそも、議員に気を遣わなければならないのは、
多少横暴なことをしても、日本の有権者が議員を選挙で落選させたりせず、
忘れっぽいし、ブランド好きのように、政党で選びがちなので当選させてしまうからです。
それに同じ理由で、期待通りにしたところで、投票が増えるわけじゃない。
だから、「そんな横暴なことをいう議員は当選させない!」と啖呵が切れない。
くやしいけれど、議員達が主導権を握ってしまう。
本当はその議員を選ぶ市民が気を遣われる身で、主導権を握るべきです。
主導権を握るか否かは、わたし達次第です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【 コメントされる場合の注意事項 】
●「あくまでも仮定の話」であることを念頭に、コメントしてください。
●悪意の有無に関わらず、コメントを保留扱いにさせていただくこともあります。
ご了承ください。
●わたし達は城島議員にも生方議員にも、本名、住所、電話番号、メールアドレスもすべて、
資料郵送の際に明かした上で、この記事を投稿しています。
いわゆるネット上の匿名による行動ではありません。ご批判の際はご考慮ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿