三連休を直撃している寒波も、やっと終わりが見えてきました。2/14(月)の午前中から夜にかけて日本の南岸を通過する低気圧によって、もうひと雪(雨)あった後、天気は周期的に変わるようになります。これまでの、南岸低気圧→冬型気圧配置というパターンから、南岸低気圧→移動性高気圧というパターンに移行していきます。もちろん、南岸低気圧通過後は一時的に冬型気圧配置になりますが、これまでと違って段々と冬型気圧配置が長続きしないようになってきます。
変化率を見つけるためにどのように
まずは、週間予報の地上天気図です。(以降の画像はクリックすると拡大します) 2/14に南岸低気圧が通過した後、大陸から移動性高気圧がやってきて、2/16(水)は朝は放射冷却で少し冷え込みますが昼間は暖かくなりそうです。その後、次の気圧の谷がやってきて、南岸または日本海(降水域が広いため現時点では未確定)を低気圧が2/17(木)午後から2/18(金)にかけて通過する予想です。翌日の2/19(土)に移動性高気圧が足早に日本を通過して、2/20(日)には再び南岸低気圧で天気が崩れるというのが現時点での最新シナリオです。
どのように触媒は、化学変化に影響を与えません
気になる気温の推移ですが、まず、850hPa(上空1500m)気温の1週間の推移です。やっと三連休の寒気を脱して2/16・2/17と気温が上がった後は、気圧の谷の影響で平年並みの気温に戻ります。
次に1か月の推移を見てみましょう。2/17あたりにかなり温かくなった後、平均的に見ると沖縄(右下)を除いて平年より少し温かくなりそうです。しかし、よく見ると2月中旬以降の各予報メンバー間のパラツキが非常に大きくなっていることが分かると思います。これは、周期的な天気の変化に伴って気温も周期的に変化するのですが、各メンバーごとに周期的な天気の変化をもたらす低気圧・高気圧が通過するリズムのバラツキが大きいことを意味しています。
アジアゾウはどこにですか?
地上予想図を見てみます。東シナ海から日本を通ってアリューシャン方面にかけて、降水が予想されている斜線部分が伸びています。これは、南岸低気圧(または日本海低気圧)が周期的に日本を通過して降水をもたらすことを示唆しています。
最後に500hPa天気図です。1週目(左、2/12~2/18)では、日付変更線付近のリッジ・高度正偏差と東経90度付近のリッジが明瞭ですが、日本付近は西谷で湿った空気が入りやすい形になっています。2週目以降は、ゾーナル(等高度線が東西方向)になり、日本付近の等高度線の間隔も狭いので、偏西風の流れが速く天気は周期的に変わることが予想できます。
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