2012年4月8日日曜日

『たてまぶたの姫君(13枚)』 七つまみ著 - 作家でごはん!鍛練場


七つまみ著

 むかしむかし、と聞いてあなたが思い浮かべるよりもずっとむかし、大きな国の王様に「たてまぶた姫」と「よこまぶた姫」という、双子のお姫様がありました。二人はその名の通り、たった一つの部分を除いて瓜二つの顔をしていました。
 妹のよこまぶた姫が馬車に乗って城下に出れば、美しい姫をひとめ見ようと人々が押し寄せて、通りはいつもお祭りのような賑わいになりました。一方のたてまぶた姫が街を通れば、その顔のあまりの恐ろしさに人々は慌てて家に逃げ込み、窓をぴったり閉めてベッドの下でぶるぶる震えるばかりでした。
 姉君のたてまぶたがあまりに恐ろしいので、お后(きさき)様は心を塞いで床に臥し、お城の大臣たちまでが
「あんな姫君が生まれたのは、国が呪われている証拠にちがいない」
 とささやきあうようになりました。
 そんな有様ですから、姉君は自分の部屋から出ることもできず、楽しみといえば着るあてのないドレスに刺繍をするばかりの毎日です。困り果てた王様は、はやく娘たちに婿を取らせようと、周辺諸国の王子をお城に集めて晩餐会を開くことに決めました。

 パーティーの日を迎えると、お城の大広間は千人に及ぶ来賓で埋まりました。贅を尽くした料理と酒がふるまわれ、やがて宴もたけなわになったころ、いよいよ姉妹の登場です。広間の奥に垂れた繻子のとばりから、まずは妹のよこまぶた姫が現れると、千人の王子たちは我先に詰めかけて薔薇の花束を差し出し、お城の中はまるで戦場のような騒ぎになりました。
 続いて姉のたてまぶた姫が、美しい刺繍で飾ったドレスをまとって歩み出ると、姫の顔を見た王子たちはみな食べたものを噴水のように吐き散らかして気を失い、大広間は墓場のように静まり返りました。
 妹君はすっかり腹を立てて父王に訴えました。
「お姉様のせいでわたしまで世界中の笑い者よ。もうお婿さんになってくれる殿方なんて、だれもいないに決まっているわ」
 堪忍袋の緒が切れた王様は愛娘の言葉にうなずくと、テーブルの下にあった大きな青磁の壺をつかむなり、しくしくと泣いていた姉君の顔にがばりとかぶせてしまいました。
「おまえのようにおぞましい娘がわしの子であるものか。二度とこの壷を取るでないぞ」
 そして兵士らに命じて彼女を引き立て、一頭のやせたロバの背中にくくりつけてしまいました。
「これに乗って国を去り、世界の果てに消えてしまえ」

 首まですっぽりと壺をかぶった娘が、ロバの背に揺られてとぼとぼと城を出ると、沿道の人たちが口々にはやしたてました。
「壺かぶり姫が通るよ」
「顔を見たら地獄に落ちるよ」
 ロバは山を越え川を越え国境を越え、晩餐会に招かれた王子たちの国をいくつも越えて、どこまでもどこまでもまっすぐ進んでいきました。自慢のドレスはぼろきれ同然、食べ物が尽きても物乞いできる村は消え、すれちがう旅人の影は絶え、やがて道が果てしない砂漠の中に吸い込まれたころ、ついに娘はロバもろとも砂の上に倒れ伏してしまいました。
 壷を傾けて彼方を見れば、小さなオアシスが目の前ですが、歩くどころか這う力さえ残っていません。どれほど時が経ったでしょう。気が遠くなりかけた彼女の耳に、どこからか大勢の隊列が近づいてくる気配が聞こえてきました。しくしくと響くのはラクダの足が砂を踏む音、ちりちりと揺れるのは甲冑の擦れる音。やがて隊列はすぐそばでぴたりと止まり、頭上から若い男の声が届きました。娘のまったく知らない国の言葉でした。
 力強い腕に抱き起こされ、頭の壺を脱がされそうになった彼女は、最後の力を振り絞って男の手を払いのけました。
「わたしを哀れと思し召すなら、このまま世界の果てで死なせてください」
 すると若者の声は優しい笑いに変わり、娘の口元に細長い葦の茎が差し出されました。それを吸って皮袋の水を飲み干した娘は、たくましい腕に向かって言いました。
「ありがとう、優しいお方。……この世の果ても冥府の門も、わたしにはまだ遠いのですね」

 ロバと一緒に命を救われた娘は、隊列とともに砂漠を越え、さらにいくつもの山川を越えて、大きなお城に連れていかれました。廊下や階段は驚くほど長く、美しい璧玉が床に惜しげもなく敷き詰められているさまから、母国のそれに劣らぬほど立派な城であることは明らかでした。
 数ある部屋の一室で、娘は何人もの男女に囲まれてあれこれ問い質されましたが、言葉が分からなくては答えようもありません。途方にくれていると、女たちの手がぼろ服の裾に残っていた刺繍を興味深げに撫でました。これは自分が縫ったものだと娘が身振りで伝えると、周囲から驚きの声が上がりました。

 娘は刺繍の針子として城で働くようになりました。もともと大好きなことですから、仕事はどれも素晴らしい出来栄えです。気立てが良く物腰もたおやかな彼女はまたたくまに城じゅうの評判となり、やがて彼女は一介の下女にもかかわらず一部屋を与えられ、高貴な身分の者たちがじかに訪ねてくるようになりました。
 来訪の顔ぶれはほとんどが女性でしたが、一人だけ、身なりのよい若者が毎日のように娘の部屋にやってきては、軍服や礼服の刺繍を命じるだけでなく、珍しい糸や新しい図案紙を贈ってくれ、この国の言葉を熱心に教えてくれました。彼が砂漠で葦のストローを差し出してくれた命の恩人であることを、娘はもちろん気付いていました。

 ある日、若者は娘の手をとって、城の真ん中にある豪華な絨毯が敷かれた部屋に連れていきました。
「遠征先であなたを助けたときから思っていた。もしや異国の身分ある方ではないかと。どうか、わが父母の前で素顔を見せてはくれまいか」 
 思わず壷を押さえて身を固くする娘に、家来の叱責が飛びました。
「なにをしている。国王陛下ご夫妻の御前、皇太子閣下の命であるぞ」
 娘は覚えたばかりの言葉で訴えました。
「わたしはこの世でもっとも醜い顔をしております。とても皆様にお見せできるものではありません」
 そして自分が遠い国の王女だったこと、容貌のせいで国を追われた身であることを涙ながらに話しました。王子は驚き、異国の姫を下女として働かせた無礼をわびて、家来に申し付けました。
「姫君のお体を清め、最上のドレスを着せて差し上げろ」
 湯浴みの雫をぬぐって美しい衣装をまとった娘は、首の壺を除けばこの上なく美しいお姫様になりました。王子は彼女の手をとって両親の待つテーブルに導き、国中から取り寄せた珍味でもてなしました。皿には柄の長い銀のフォークが、杯には銀のストローが添えられて、優しい言葉と美味しい料理、そして濃厚なワインのおかげで、姫君は天国に昇ったような気持ちになりました。その夜、彼女は久しぶりに羽毛のベッドに身を沈めることができました。

 真夜中、姫がぐっすり眠ったのを見計らって、王子は彼女の部屋に忍び込みました。その素顔を確かめたいという気持ちが、どうしても抑えられなかったのです。
 そっと壺を脱がせた王子は、あっと声を上げました。醜いどころか、彼女の素顔のあまりの美しさに心を動かされたのです。その声に目を覚ました姫も驚きました。目の前にある若者の顔が、自分と同じたてまぶただったからです。見れば、部屋に駆けつけた王や后、そして家来たちも一人残らず同じまぶたなのでした。
 王子は姫の手をとって言いました。
「これほど美しい人をあざけるとは、あなたの故郷の方々はなんと奇妙なのだろう。ぜひこの国で、ずっとぼくと暮らしてほしい」

 こうして二人は結婚し、王子は国を継ぎました。王妃となった娘は夫に愛され、間もなく双子の男の子をもうけました。兄の「たてまぶたの君」は両親に似てとても美しい姿で生まれましたが、弟の「よこまぶたの君」は、取り上げた産婆も手伝いの侍女たちも一人残らず卒倒するほどの顔立ちでした。
 兄弟はやがて立派な若者になりました。兄君にはあちこちの国から「ぜひわが姫を」と結婚の申し出が寄せられるのに、弟君にはお城の下女すら気味悪がって近寄りません。父である国王さえ、下の息子の前では目を逸らし、深々とため息をつくのでした。
 すっかり気を塞いで部屋に閉じこもる愛息子に、母である王妃はあの壷を差し出して言いました。
「これをかぶり、わたしのロバを連れて旅に出なさい。この世の果てを目指してまっすぐ行けば、きっとあなたを迎えてくれる国があるでしょう」

 王子は母の言葉を信じて城を出ました。ロバはすっかり年老いていましたが、命令どおりにひたすらまっすぐ、ぽくりぽくりと歩んでいきます。そんな彼らに向かって、沿道の人々ははやしたてました。
「壺かぶり殿が通るよ」
「顔を見たら呪われるよ」
 若者は壺の中で唇を噛みながら、ロバに導かれるままいくつもの山を越え、川を越え、どこまでもどこまでも旅を続けました。そしてついに大きな砂漠の真ん中にさしかかったとき、ロバはぴたりと足を止めました。
「どうした、進め」
 手綱を引いても尻を叩いても、ロバは一歩も動きません。いぶかしんだ若者がそっと壷を脱いであたりをうかがうと、目の前にまったく同じ壷をかぶった娘が、息も絶え絶えの姿で倒れているのでした。
 若者は慌てて娘を助け起こし、携えていた葦のストローで水を飲ませてやりました。
「ここにいるのはぼくとあなたの二人だけ。そんな壷はお脱ぎなさい」
 若者が壷に手をかけると、娘は必死にあらがって叫びました。
「お願いです、わたしを哀れと思うなら、このまま世界の果てで死なせてください」
 それはかつて母である王妃が教えてくれた、遠い異国の言葉でした。若者はおもむろに自分の壷をつかんで大きく振り上げ、娘の壷に叩きつけました。二つの壷は粉々に砕け、太陽の下に露わになった娘の素顔を見た若者は、思わず息を呑みました。相手の娘もたてまぶたを大きく開いて彼を仰ぎ、大粒の涙を浮かべました。
「なんとひどい仕打ちでしょう。あなたもやはり、わたしの顔を見て驚くのですね」
 若者は娘を抱きしめました。
「驚いたのは、あなたがとても美しかったから。ぼくの母にそっくりだ」
 若者は娘の手をとって立ち上がらせ、ロバの背中に乗せました。
「さあ行こう、近くにオアシスがあるはずだ。心配ない、ぼくらは世界の果てからやってきて、世界の真ん中で出会ったんだ。この地で幸せを築こうよ」

 こうして二人は結ばれました。その子孫たちが砂漠に作った国は、小さいながらいまも幸せに栄え続けているといわれています。
 わたしのお話はこれでおしまい。その国がどこにあるのか誰も知らないけれど、あなたは勇気を捨てずにお行きなさい。くじけそうになった時のために、このお守りを贈りましょう。古くさいぼろ布ではあるけれど、美しい刺繍が入っているのがお分かりかしら?
 でも、これだけは忘れないで。幸せの国を見つけるまでは、そのヴェールをけっして脱いではいけませんよ。

【了】

『たてまぶたの姫君(13枚)』 ©七つまみ

執筆の狙い

 こんにちは、童話好きの者です。
 まぶたがたてになってる人がいたら怖いだろうなあと妄想を広げていったら、意外とほのぼのした恋愛ファンタジーになりました。
 展開そのものは童話や民話によくあるパターンだと自覚しているので、ラストは多少工夫したつもりです。一部、意図的にセンテンスを長めにした箇所が、読みやすいかどうかちょっと不安です。
 某様のテンプレでいうと、「10 ユーモア・ウィット・ギャグ」は少し意識しました。
 その他なんでも、ご感想ご批評よろしくお願いいたします。

02-26T23:13

七つまみ

125.192.42.151

感想と意見

清國ゑま

こんばんは。

童話ということで読んでみたら最後まですらっと読めて、感想批評なんでも、ということなので、拙い感想を残しておきます。

一読ではラスト周辺の関係性が分からなかったです。が、これは純粋に私の読解力が低いせいだと思われますのでご安心ください。展開に既存にない捻りを持たせようと試みるのは簡単なようで難しいんですよね。それが成功するか否かを含めて。御作に関しては、文章も澱みがないし、個人的には面白かったと思います。

ただ、一つ痛烈に思ったことは、息子も同じロバかよ! ということです。しかも当時から痩せてるのに。+老衰状態なんて……

それでは。

02-27T00:10

180.45.76.155


ナキウサギ何を保存する

東と申します。感想を述べさせていただきます。

面白かったです。前回の人形の話より、完成度が上がっていたと思います。
自分としては、たてまぶた姫が幸せになった段階で終わると思っていたので、息子の話が続いたのが良かったです。
センテンスを長めにした箇所というのは、読んでいて違和感なくわかりませんでした。
一つだけ気になったのは、たてまぶたに生まれたから「たてまぶた姫」というのは分かるんですが、普通のまぶたに生まれた方を「よこまぶた姫」と名づけるかな、と思いました(比較というのは分かるのですが)。

また、童話以外の七つまみ様の作品も読みたいと思いました。失礼します。

02-27T00:20

125.205.237.64

千川 冬馬

拝読しました。

鉢かづき姫のオマージュですか。中盤でオチが読めました。

>一部、意図的にセンテンスを長めにした箇所が、読みやすいかどうかちょっと不安です。
問題無く読みやすかったですよ。

後半ですが、息子の件。
横まぶただと分かった時点で、さっさと故郷まで行って、金積んで里子へ出せば良いのにと思いました。
自身も同じ目に有っていた訳だし。いわれなき中傷を受けている息子に十数年間、気休めのような慰めしかせず、
ある日突然ツボ持たせて「まっすぐ行ったら横まぶた国ある。これ被って出てけや!」って……
せめて餓鬼んちょの頃から、「もうちょい大きくなったら、横まぶた国へ行かせてやっから我慢せぇ」くらい言い聞かせられんのか。
息子目線から考えたら、何時までこんな理不尽続くのって鬱になりそうです。

主人公にも言えますが、生まれた時から虐げられて、性格が微塵も歪まないってリアリティに欠けるというか。ご都合主義と言うか。
「ってかこれファンタジーだから!」で、まあ解決するんでしょうか。

絵本ですが、嶽本 野ばらの「うろこひめ」。主人公は御作の冒頭とほぼ同じ境遇でがっつり歪んでます。
でもだからこそストーリーが動いて引き立ってます。参考までに。

02-27T00:33

221.36.226.116

七つまみ

清國ゑま様

 ゑま様に直接ご感想をいただくのは初めてですね。面白かったといっていただけて、ありがたやであります。

>これは純粋に私の読解力が低いせいだと思われますのでご安心ください。
→ゑま様に言われると余計安心できません(笑。

 新しくかつ面白いストーリーを考えるのは難しいですね。わたしは自分が面白いと思うストーリーはたいがい童話や民話のなかに似たものがある気がします。

>息子も同じロバかよ!
→ロバの寿命は30年くらいあるそうですが、それにしても健気なヤツです。

 どうもありがとうございました。

02-27T00:43

125.192.42.151

七つまみ

東様

 ご感想ありがとうございます。
>前回の人形の話より、完成度が上がっていたと思います。
→ありがとうございます。自分としては、同じ「童話風なお話」でも前作とは狙いが異なっていたので、「前回より完成度を上げなくちゃ」と意識していたわけではありませんけれど。

>たてまぶた姫が幸せになった段階で終わると思っていたので、
→それだと鉢かづき姫そのまんまになってしまうので(汗。

>普通のまぶたに生まれた方を「よこまぶた姫」と名づけるかな、と思いました(比較というのは分かるのですが)。
→おっしゃる通りでございます。せっかく双子なんだからと、リアリティを無視してしまいました。

 文章は問題なかったようで、ほっとしました。
 童話以外のものも、いつかそのうち……。

 どうもありがとうございました。

02-27T01:10

125.192.42.151

七つまみ

千川冬馬様

 お世話になります。

>問題無く読みやすかったですよ。
→ありがとうございます。いままで「センテンスは短いほうが読みやすい」という固定観念みたいなものがあったのですが、要はやり方次第だということですね。

>鉢かづき姫のオマージュですか。
→さすが、バレバレですね。とはいうものの初めから意図していたわけではなく、だいたい書き終わってから「そういや似たようなお話あったよな」と自覚したものです(説得力ゼロですけど)。
 まあ、心のどこかで無意識になぞっていた部分があったかもしれません。

>後半ですが、息子の件。
→確かにおっしゃる通りですね。母親が幼い息子を励ますシーンくらいは入れてもよさそうです。

>生まれた時から虐げられて、性格が微塵も歪まないってリアリティに欠けるというか。ご都合主義と言うか。
→これも確かに。この手の主人公は理不尽に健気に耐えるタイプが王道なので、深い考えもなく右に倣ってしまいました。お話を作るものとしてあるまじき手抜きですね。再考してみたいと思います。

 全体的に、甘ったるいお話になってしまったなあという自覚はあります。「うろこひめ」、読んでみたいと思います。手直しするにしても、「嶽本野ばらへのオマージュですね」と言われたら元も子もありませんし。

 鋭いご指摘、かなり収穫になりました。どうもありがとうございました。

02-27T01:29

125.192.42.151

明母野

明母野と申します。
前回お世話になったのと、横着な感想したので、読ませていただきました。それで感想なのですが、展開予想しながら読んだのに、全く当たらず(最初なんか、たてまぶた姫の首を切って、耳の辺りと縫うのかなあ、これで横にするのかなあ、えぐいなあなどと)、噂のー落ちーさえ当らず、最後まできてしまいました。人によるのでしょうが、バックボーンなしに、ーグリムとか知らずにー始めてこれ読んだ多感な子供は、夢見ると思います、悪夢ですけど。

七つまみ様は、良い意味で、悪いのだと思います。
世代が変わってまた出逢うとこなんか、やりやがったな、と思います。わるよのう、と。
最後の文章が要る要らないは、評価が別れるところかもしれませんが、私は、しらーと終わってもよかったかなとおもいます。多分そのほうが不親切な分、まだまだ続くよ感がでるような。
技巧の事はわかりませんが、おもしろかったです。
どうなるんだろう。
これ、大事ですよね!
やるなあ、が、感想の、明母野でした。
私は、前に、目から毛がはえた男の話を書いたことあります。
目、て、面白いです。
失礼いたしました。

02-27T05:39

49.252.247.189

七つまみ

明母野様

 こんにちは。前作に引き続きお読みくださってありがとうございます。
 おもしろがっていただけて、まずはなによりです。

>最初なんか、たてまぶた姫の首を切って、耳の辺りと縫うのかなあ
→そ、その発想はなかったですね……。前作の人形職人が結婚して子どもを作ったらやりかねないかも?

>これ読んだ多感な子供は、夢見ると思います、悪夢ですけど。
→たてまぶたって、想像するとかなりすごいものがあると思います。今回、その絵的インパクトを活かしきれたかどうかという点では、微妙ですけど。

>最後の文章が要る要らないは、評価が別れるところかもしれませんが、私は、しらーと終わってもよかったかなとおもいます。多分そのほうが不親切な分、まだまだ続くよ感がでるような。
→なるほど。「わたしのお話はこれでおしまい」以降は、ストーリーそのものに自信がなかったので、せめて何か意外性をと思い付け加えた部分です。昔話の「聞き手」がこれからどうなるのか、読み手に想像をふくらませてもらえたらいいな、と思ったんですけどね。

>どうなるんだろう。
>これ、大事ですよね!
→同感です。つねに読み手をワクワクさせるお話が書きたいです。

>私は、前に、目から毛がはえた男の話を書いたことあります。
→目からウロコの進化系ですね。きもちわりー(笑。
 黒目が3つあったらどうしようとか、目の中にマッコウクジラが泳いでいたらどうなるだろうとか、くだらないこと想像すると楽しいです。
 目って内と外をつなぐ窓であり、人間のもっとも繊細な部分でもありますから、面白いですね。

 どうもありがとうございました。

02-27T10:00

125.192.42.151

しらとんまっしー

 こんにちは。『たてまぶたの姫君(13枚)』拝読しました。

 童話って書こうとするとすんごく難しいですよね。某教育番組の「おてて絵本」じゃないですけど、私はそのレベルしか思いつかないです。

 しかも「たてまぶた」って……ホラーかよ!って、突っ込んじゃいました。面白かったです。

 あえて言うなら、めがねっつーかグラサンみたいなのかけりゃいいんでないの?なんて思いましたけど(笑)

 それではまた面白い童話期待しております。失礼しました。

02-27T15:39

111.110.246.98

ドリーマー

こんにちは。作品、拝読しました。

「若者は母の母国に行き幸せに暮らしました」、という結末ではないのがいいですね。この結末でも話は纏まりますが、穿った見方をすると、「私はあなたの個性を認めません。同じ個性の持ち主の所へ行きなさい」と言っているようにも取れるからです。

娘(王女)はずっと「たてまぶたは醜い」という価値観の国で暮らしてきました。その後、「たてまぶたがあたり前」という国に住み、やがてよこまぶたの子供を産みます。この国では「よこまぶたは醜い」のですね。
よこまぶたもたてまぶたも、その人に備わった個性の一つ、と考えられればいいのですが、たとえ母王妃がそう思っても、他の人たちもそう思ってくれるとは限りません。それは実の父親に城を追い出された王妃が、誰よりもよくわかっています。息子を「よこまぶたがあたり前」の母国に向かわせたのは、それが息子にとって最善だと思ったからでしょう(ただ老いたロバに乗せなくてもいいと思いますが)。
やがて若者は母親に似た美しい娘に出会うわけですが、若者の目から見たら娘は美女、娘の目から見たら若者は美男、に見えるわけです。それはいいんですが、これだとお互いに植え付けられた価値観を前提に相手を選んだみたいで、相手の個性を認めたわけではないような気もします。
できたら王妃が息子に、人を外見で判断することの愚かさや、価値観の違いについて説くシーンがあるといいと思いました。

だから最後の三行は個人的には無い方がいいですね。

>その子孫たちが砂漠に作った国は、小さいながらいまも幸せに栄え続けているといわれています。

ここで終われば、若者と娘が造った国は相手の個性を認め、外見(美醜や肉体的欠陥)に捉われない国なのだろうと思えるからです。しかし続きの三行は、時が経っても異端は排除されることを推測させます。

七つまみさんの意図とは違う解釈をしているかもしれませんが、私にはこんなふうに読めました。

ところで千川さんの感想を読んで思ったのですが、童話の場合、どこまでリアリティを意識したらいいんでしょうね。確かに白 雪姫もシンデレラも、あれだけ虐げられているのに真っ直ぐですよね。普通ならグレますが、ヤンキーのお姫様じゃ童話にはならないし……。パロディだとすっかり捻くれた白雪姫の話とか、継母の苛めに気付かない鈍感なシンデレラの話がありますが。

それでは、失礼しました。

02-27T15:40

211.131.12.218


どのくらいの石油最後の

明母野

また来ました。言い忘れた事がありました。
おそらくですが、嫌味ではなく、童話は、こう書いて置けばみんな何かを考えて勝手に何か思うだろう、というセンスがないと駄目だと思うのです。小説みたいに、描写やら、矛盾やらどーでも良くて、逆に、これくらいの大きさの、こんな色の、とか縦の目の描写をやると、は?と、思うのです。怒られるのかもしれませんが、辻褄なんて、合わなくても良いと思います、童話なら。
教訓は、そっちで考えてね、想像もそっちでしてね、そのかわり、私が貴方たちの頭の中に無い世界を貸してあげる。
それが童話なのだと思います。
この話は、そういう世界でした。失礼ながら、人形の話は、教訓が見え過ぎていて、違和感が有ったのですが、目の話は、それが無くて、悪い人だなあ、絶妙だなあと思った次第でして。作者の意図とか言いますが、必要ない派です。書いてみて、こう言う意図が有りました、で良いと思います。ぐふふ、こう書いたら泣くかな、まだ早いか、ここで笑いを、よ、で充分だとも思います。
この童話は、ずるいです。
褒めてます。
でへへ、どうにでも動かせるぞ、さあ、幸せにして欲しいか? ロバの意味がわかるか? 娘はロバだけしか持ってなかったって書かなきゃ駄目か? 勝手に思ってくれればこっちのもんだ。
ようは、縦の目を書いた時点で、勝ち確定だったとおもいます。
よく分からなくなりました。
夜中に読んだので、印象に残ったので。
すみませんでした。
文章が上手くても、またそんな話?もうあきた。が多いです。
発想は、訓練しても手にできません。とおもいます。
二回もなんかすみませんでした。
今の所、一位です。
失礼しました。
目が縦。気持ちわりい。でも、大好き!

02-27T17:35

114.51.132.248

七つまみ

しらとんまっしー様

 いつもありがとうございます。

> 童話って書こうとするとすんごく難しいですよね。
→そうなんでしょうか。ストーリーさえ思いつけば、あとはなんとなくグリム的ファンタジーの世界観に落とし込めばサマになる、という安易な感覚なので、かなり気楽に書かせていただいてます。そこが落とし穴になる危険もありそうですけど。

> しかも「たてまぶた」って……ホラーかよ!って、突っ込んじゃいました。
→想像すると気持ち悪いですけど、どちらかといえばお笑い系に近いような気がします。

>あえて言うなら、めがねっつーかグラサンみたいなのかけりゃいいんでないの?なんて思いましたけど
→まあね、たしかにね……。ラストの「ヴェール」は本当はサングラスにしたかったんですけど、世界観に合わなくてあきらめました。

 童話ばかり投稿していると飽きられそうな気がしますが、今後ともよろしくお願いいたします。
 どうもありがとうございました。

02-27T23:37

125.192.42.151

七つまみ

ドリーマー様

 今回もまた、かなりしっかりとお読みいただいてとてもありがたいです。

>「若者は母の母国に行き幸せに暮らしました」、という結末ではないのがいいですね。
→どちらの国もマイノリティにつらくあたることには変わりないので、母の生国に行ったところで本当の「めでたしめでたし」にはならないでしょうね。

>(ただ老いたロバに乗せなくてもいいと思いますが)
→息子の場合は乗るのではなく、手綱を引きながら道案内として前を歩かせてる、という設定のつもりでした。分かりやすく修正したいと思います。

>これだとお互いに植え付けられた価値観を前提に相手を選んだみたいで、相手の個性を認めたわけではないような気もします。
→確かにそういう解釈もできますね……。
 作者としては、若者は相手が自分(&母)と同じ境遇であると悟ったからこそ彼女を選んだ、という流れのつもりでした。娘はずっと蔑まれ続けてきたのでしょうから、この場面での台詞「あなたはとても美しい」は残しておきたいんですよね……。
 そのへん、うまく伝わるように再考したいと思います。

>できたら王妃が息子に、人を外見で判断することの愚かさや、価値観の違いについて説くシーンがあるといいと思いました。
→なるほど。説教臭くならない程度に、さらりと挿入するといいかも。

>しかし続きの三行は、時が経っても異端は排除されることを推測させます。
→はい、そのとおりです。姫たちの時代から何百年も経った「現在」でもまぶた差別は続き、ヴェールで顔を隠した少女(?)は祖母(?)に励まされ、砂漠の彼方にあるという幸せの国を探して旅立つ……ってかっこいいかなあと思って書いたんですけどね……蛇足だったのかなあ。

>ところで千川さんの感想を読んで思ったのですが、童話の場合、どこまでリアリティを意識したらいいんでしょうね。
→「リアリティがない」というのは「魅力がない」という指摘と限りなく同義なんじゃないでしょうか。たとえ主人公が素直でまっすぐな性格でも、そのまっすぐぶりが読者の心に響くものであれば十分「アリ」だし、逆に単純にグレさせたところで、それがストーリーに絡んだり読者に共感を与えるものでなければ、やっぱり同じような指摘を受けるでしょう。
 とくに本作は「えせ童話」なので、従来のお姫様・王子様とは違った主人公像も模索してみるべきだったなと反省しています。

 毎度のことながらご丁寧なご感想、ありがとうございました。勉強になりました。

02-28T00:18

125.192.42.151

七つまみ

明母野様

 ようこそお帰りなさいまし(笑。

 童話って、細かく描写しすぎるとテンポが悪くなるし、中途半端なファンタジー小説みたいに余計リアリティがなくなる恐れはあるでしょうね。
 今回の「たてまぶた」はとくに、詳細に描写したところでアホっぽくなるだけのような気がします。

>辻褄なんて、合わなくても良いと思います、童話なら。
→少しばかりの齟齬なんか気にならないくらい面白いストーリーが作れればいいのでしょうね。

>それが童話なのだと思います。
→ぐふふ。童話の定義は十人十色で、教訓や寓話性が必要と思うかどうかは人それぞれのようです。
 前作はかなりメッセージ色を強くしたつもりですが、わたしも基本的には教訓嫌いな立場です。

>作者の意図とか言いますが、必要ない派です。
→小説も童話も、他人に読ませたくて書く限り、作者の意図から無縁でいられることはないでしょう。わたしはせめて、「読者に楽しんでもらう」という意図はつねに忘れないでいたいと思います。その目的のためであれば、ときには教訓やメッセージを押し出すのもいいし、逆にテーマをぼかしたり描写を控えめにしたりして読者の想像力を刺激してもいいでしょう。いろんなやり方があると思います。

 なんだか的外れな返事になっちゃったかもしれませんが、ともあれ「たてまぶた」を気に入ってくださってありがとうございました。

02-28T01:22

125.192.42.151

たつひこ

こんにちは、童話なら安房直子さんが大好きな者です。
なんかちょっとお久しぶりな気がしますー。

うーん、そこそこでした、って生意気ですかねすみません。
たてまぶたっていうアイデアは面白かったんですけど、ストーリーとかは王道なので、期待値を超えなかったということで。
完成度も高いと思いますし、ラストは一瞬ループ構造にでもなってるのかと思ってちょっと驚きましたが、あってもなくてもあんまり面白みに変化はなかったかも……という感じに落ち着きました。
文章はいつもどおり読みやすかったです。平易な言葉で語るのって難しいので、ここらへんはいつもどおり安定感がありますね。

こういうハッピーエンドな感じもいいですが、たてまぶたっていう世にも恐ろしいビジュアル(実際こういう方がいたらどうしよう……すみません)をもっと前に出したやつも読みたいです。王様に幽閉されてそのまま衰弱死したたてまぶた姫、死後その呪いの力で若く美しい娘のまぶたが目玉ごとなくなる事件が発生なんちゃら、ってこれも王道くさいですね。
さかさまぶた姫、っていうのも、一瞬想像して地味に怖かった。

横道にそれてしまってすみません。
ではでは、次作はさらに期待しております~

02-28T13:46

118.159.229.1

七つまみ

たつひこ様

 どうもお久しぶりです。お越しくださってありがとうございます。

>ラストは一瞬ループ構造にでもなってるのかと思ってちょっと驚きましたが、あってもなくてもあんまり面白みに変化はなかったかも……という感じに落ち着きました。
→うーむ、やはり小手先ではなく、ちゃんとストーリーで勝負しなくてはだめですね。

>こういうハッピーエンドな感じもいいですが、
→前作(人形のお話)が救いのなさ全開だったので、今回は一応ハピエにしてみました。当初は、たて国連合vsよこ国連合の全面戦争……みたいな展開を考えていましたが、うまくまとまりませんでした。

>たてまぶたっていう世にも恐ろしいビジュアル(実際こういう方がいたらどうしよう……すみません)をもっと前に出したやつも読みたいです。
→そうなんですよね。発想を活かしきれませんでした。単に顔が醜いのではなくて「たてまぶた」ならではのエピソードでなくちゃいけないでしょうからね。

 さかさまぶた姫。地味ですねえ。よく見ると下まぶたが二重になって、目の上にくまがあるとか……地味すぎ(笑。

>横道にそれてしまってすみません。
→横道にこそ面白いネタが落ちてる可能性あるかもしれませんし。

 ではでは、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

02-28T21:55

125.192.42.151

七川

大方の人が感想を終えたと思われますので、そろそろ書いても良い頃合かな。

読ませて頂いたとき、流し読みから完全に引きずり込まれました。
それほど、上手く書けていると思います。

ただ、ラストが、私にとってホラーです。良い怖さと申しましょうか。
私は、人間は性善説に基づく生き物だと思っています。
故に、ラストのシーン。娘が女性に"作り話"を聞かされ、追放された話にしか見えないのです。
性善説故に、ただ追い出すのではなく、当たり障りの無い話をして、娘に期待を持たせ、自らは苦しむ。
そう言う風にしか見えませんでした。
ええ。私の人間性のせいでございます。

後、もったいないなーと思った所があります。
まぶた王子様ですね。姫の方は刺繍が得意だったのでハッピーになれました。
しかして、まぶた王子様は、手に職をつけていないので、アカンだろうと…。
私なら、まぶた王子様には、"美声"の持ち主とか設定を与えたかったですね。
そうする事で、この歌声で、王の元に行って…というストーリーを読み手は考えそして、騙される。
と言う方が深みがあると私は思いました。

そして、お互いが交差したオアシスここは、笑ってしまいました申し訳ない!
縦 |w|まぶた と 横―w―まぶた が合わさって、\w/つりまぶたの民と /w\たれまぶたの民が生まれたのであった!
こうして、たれ目とつり目の人が生まれましたとさ。
と言う脳内妄想が止まりませんでした。

02-29T20:45

221.187.196.84

七つまみ

七川様

 ありがとうございます。なな仲間を引きずりこめて嬉しいです。
 御作では自分の好みに任せた感想で失礼しました。

>ラストのシーン。娘が女性に"作り話"を聞かされ、追放された話にしか見えないのです。
→作り話のために証拠の刺繍布まで周到に用意していたのは、語り手なりの深い愛ということですね。この解釈はまったく予期していませんでしたが、「良い怖さ」だったなら結果オーライなのかな。


微生物を使って行われている製品

>私なら、まぶた王子様には、"美声"の持ち主とか設定を与えたかったですね。
>そうする事で、この歌声で、王の元に行って…というストーリーを読み手は考えそして、騙される。
→読者の期待を裏切ることが「びっくり」になるか「がっかり」になるか、考えどころですけれど、王子のキャラが弱すぎるのは確かですね。性格や能力などの設定をよく考え直して、もう少し躍動感のある展開にした方がいいだろうな……。

>こうして、たれ目とつり目の人が生まれましたとさ。
→あはは、それ、書き終わったときわたしの脳裏にも一瞬よぎりました。
 全体的に、もっと笑い系にシフトさせてもいいかもしれませんね。
 笑いとシリアスの匙加減はとても苦手なので、今後の課題です。

 どうもありがとうございました。

02-29T22:22

125.192.42.151

水生

七つまみ様

読ませて頂きました。

>こんにちは、童話好きの者です。
私も童話好きです。
本作ですが、すらすらと読め、かつ面白かったです。展開も良く結末も素敵でした。
最後の説教臭い文章もかなり私好みです。本当ですよ(笑)
子供に読んで上げたいと本気で思いました。

では簡単ですが以上です。次作も期待しております。

03-01T18:32

116.80.223.69

七つまみ

水生様

 ご感想ありがとうございます。
 あれえ、今回は全然辛口コメントじゃないですね。
 お褒めの言葉、真に受けちゃっていいんですか?
 せっかくなので真に受けることにします。
 やったあ。うれしいな。

 ラストはべつに説教くさくしたつもりじゃなかったんですけどね……。

 子どもに読んであげたら、たてまぶたってどんなだろうとか、いろいろ会話が膨らむかもしれません。

 どうもありがとうございました。今後ともよろしくです。

03-02T17:20

125.192.42.151

パンプキン

七つまみ様。拝読致しました。
私も同じく童話好きの者です。(笑)
この物語の世界に砂漠とか出てくるからきっと
『アラビアンナイト』のような世界観かも知れない。
中東かアラブといった国辺りでしょうか?
たてまぶたという変わった容姿のせいでたてまぶた姫は惨めな思いをする。
変な例えだと思いますが、よこまぶた姫は『美人』、たてまぶた姫は『不美人』。
つまり、顔の一部に変わったものが少しあるだけで、人間の生き物は外見を重視したり差別したりする。
何気なくそれを皮肉ったのかなと感じました。
少し微妙にひっかかりを覚えた台詞は王子様の
⇒「驚いたのはあなたが美しかったから。僕の母親にそっくりだ」
もし私がお姫様の気持ちだったら、自分の母親と比べて欲しくなかったですね。
⇒「驚いたのはあなたが美しかったから。例え他の者達にあなたは醜い容姿だといわれても
僕は世界中の誰よりもあなたは美しいと思います」といった感じが。
面白かったです。ありがとうございました。

03-03T13:34

118.8.151.213

日暮太郎

「たてまぶたの姫君」読みました。

1 タイトルは適正か
「たてまぶたの姫君」ズバリのタイトルで、ありがとうございます。

2 文章が読みやすいか
読みやすかったです。
童話にふさわしい読みやすさでした。

3 興味を惹くストーリーをテンポ良く展開しているか
一般的には「よこまぶた」の人間が世界を覆っています。
ところが御作では「たてまぶた」の姫様が生まれて、お国を追い立てられるというお話です。
砂漠で出会った王子様のところでもしかして王子は「たてまぶた」ではないだろうかと考えましたところ、あたっていました。
話の展開はそのあとも読めて王子と結婚した「たてまぶたの姫君」が双子を産んだので、きっと「たて」と「よこまぶた」の王子が出来たのだろうと思っていると、そこまではあたっていました。
もちろん「よこまぶたの王子」が旅に出るところまでは予想しましたが、まさかそこでは母上が生まれた「よこまぶたの国」から「たてまぶたの姫君」がまたくるとは思っていませんでした。
また、王子と姫君がご結婚するとは予想外でオチはほのぼのしていました。
途中で、展開が読めたところもありましたが、それでも面白かったですね。
テンポはよかったです。

4 シチュエーション(状況)をわかりやすく示しているか
「いつ、どこで、誰が、誰と、何をしたか」わかりました。

状況設定について
このままで充分に面白いです。
ラストも意外性があり、また、ほのぼのしていてよかったです。

5 魅力的なテーマか
人間の外見だけで判断する愚かさみたいなものが描かれていました。
一応この手のテーマは「美女と野獣」とかがあると思いますが、創りがだいぶ違いますので、似た作品ということにはならないと思います。

6 主人公および主要登場人物のキャラクターは魅力的か
「たてまぶたの姫君」の性格の良さが何とも言えませんね。
生まれた国での処遇もわからないではありませんが、自分の子供なのに国王たちの仕打ちはあんまりだとは思いました。
「たてまぶた」の国でも基本的には同じですが、主人公である「姫君」がたてまぶただったので、よかったみたいです。
しかし生まれた双子の一人がよこまぶただったので母上と同じ仕打ちに近いことになる。
でも、さすがに両親が心優しかったので王子も砂漠で自分と同じ境遇の姫君と出会い、そこで新しい国を創る。
全体に登場人物は、うまくキャラクターの設定が出来ていたと思います。

7 ストーリーにサスペンスはあるか
山あり谷ありの童話にふさわしい構成になっていました。
やはり面白いのは前半から中盤部分ですね、姫君が壺を取るところまでが山場でした。
「よこまぶたの王子」の場合は、何と言っても、母上の生まれた国に行けば何とかなりそうでしたから、緊張感はありませんでした。まあ、砂漠で思わぬオチがありましたけど。
このオチはよかったです。

8 イメージ豊かな描写はしているか
読んでいて物語はイメージできました。

9 細部に臨場感はあるか
童話としての雰囲気は充分に伝わりました。
童話の場合は読む年齢により児童文学あたりから幼児までと幅が広そうなのですが、御作だと小学校の3年生あたりが読むのに適しているかなと思いました。

10 ユーモア・ウィット・ギャグはあるか

作品後半で「たてまぶたの姫君」が「たてまぶた」の国でお互いの顔を見たあたりから、ユーモアになり、ラストはウィットになりました。

11 ドラマに「深さ」はあるか
童話としての深さはあるのではないでしょうか。
人間の外見だけで判断する愚かさみたいなものが描かれていましたので。
ラストも、最高の終わり方になっています。ただ、砂漠で新しい国づくりができるかどうかはわかりませんでした。

12 その他
これに適した童話の公募(枚数とテーマ)があれば応募してみればいかがでしょうか。
この作品が現代に受けるかどうかは別にして、出来はよいと思います。
公募作品は読みやすさなどはもちろん必要ですが『11 ドラマに「深さ」はあるか』これが、最終的には作品が上質かどうかを決めるものだと思います。
御作と似た作品がすでにあるのなら入選は無理かもしれませんが、なければ可能性はあると思います。
「安房直子(あわ なおこ)1993年、肺炎により逝去。享年50歳。」の「コレクション全7巻」図書館で借りて読んでください。(私は読みました)
御作とは系統が違うようですけど。
彼女は児童文学の賞を数多く受賞しています。それらが収録されています。

それでは、頑張ってください。

出典
使っているテンプレートは、三田誠広著書の「深くておいしい小説の書き方」という本の中にある「新人賞応募のコツと諸注意」の「おいしさの決め手十カ条」に一部追加したものです。

03-04T00:11

126.28.166.228

七つまみ

パンプキン様

 ようこそ。ちょっとお久しぶりでしたね。
 童話への思い入れについては、わたしはパンプキンさんの足元にも及ばないような気がします。
 容姿にこだわる人間への風刺、読み取っていただけてなによりです。

>中東かアラブといった国辺りでしょうか?
→あまり深く考えていませんでした。二つの文明を分けるなら、間に砂漠を置くしかないだろうなと。

>もし私がお姫様の気持ちだったら、自分の母親と比べて欲しくなかったですね。
→なるほど。この部分についてはドリーマーさんからも違和感があるとご指摘いただきました。男の作者としては何気なく書いた部分でも、女性からは気になるんですね。いいセリフを再検討したいと思います。
 どうもありがとうございました。

03-04T14:36

125.192.42.151

七つまみ

日暮太郎様

 ようこそお待ちしておりました(笑。
 まいどお世話になりますです。

>王子と姫君がご結婚するとは予想外でオチはほのぼのしていました。
→当初は王子がよこまぶたの国に到着してあれこれ引っ掻き回す、みたいな展開を考えていたのですが、いいアイデアが浮かばなかったのでこういう終わり方にしてしまいました。
 二人はたぶん従兄妹同士だから近親婚になっちゃうかもしれませんが、まあ昔の王族はそういうのあたりまえだったようなので、めでたしめでたしということで。

>展開が読めたところもありましたが、それでも面白かったですね。
→優れた童話や民話って、先が分かってても面白いですよね。心地よいというか。もちろん本作は、そういう名作には足元にも及びませんが。

>一応この手のテーマは「美女と野獣」とかがあると思いますが、創りがだいぶ違いますので、似た作品ということにはならないと思います。
→他の方から指摘された「鉢かづき姫」のほか、落語の「一眼国」とかがかなり似てるんですよね。てへ。

>「よこまぶたの王子」の場合は、何と言っても、母上の生まれた国に行けば何とかなりそうでしたから、緊張感はありませんでした。
→確かにそうですね。王子のキャラを含め、もう少しなにか面白くできないか考えてみたいと思いました。

>作品後半で「たてまぶたの姫君」が「たてまぶた」の国でお互いの顔を見たあたりから、ユーモアになり、ラストはウィットになりました。
→ほー、そっちですか。作者としては、まず「たてまぶたって……」と失笑してもらい、諸国の王子がゲロ吐いて卒倒するところで「ひっでえw」と呆れてもらおうという狙いだったんですけどね(笑。

>ただ、砂漠で新しい国づくりができるかどうかはわかりませんでした。
→建国地はちっちゃなオアシスですからねえ。うまくやればたて国とよこ国をつなぐ貿易国として成功する可能性はあるでしょうが、昔話として語られる「現在」において幻の国のままですから、実際は国というより街程度のものかもしれません。

 今回は総じてお褒めいただけたみたいで、日暮様にはラストがとくに好評だったのでラッキーでした。
 安房直子はこんど読んでみようと思います。

 どうもありがとうございました。

03-04T15:02

125.192.42.151

浅井えむ

七つまみさま。

拝読させていただきました。

ぼくらが、ふだん目と呼んでいるものは、目蓋のデザインに大きく依存しているんだなあ、と改めて気づき、ちょっとびっくりしました。
眼球は球だから、目蓋はたてでもよこでも問題なく機能するんですもんね。
確かワニだったか、縦と横、二重にシャットダウンするようですが。

>「驚いたのは、あなたがとても美しかったから。ぼくの母にそっくりだ」

つまり、これは対極にあるもののなかにも、賛同者がいるということですね。
対極にあるからといって、すべて反対勢力ではない。

>「さあ行こう、近くにオアシスがあるはずだ。心配ない、ぼくらは世界の果てからやってきて、世界の真ん中で出会ったんだ。この地で幸せを築こうよ」


これは、縦と横が結ぶという、極めて暗示的なシーンですね。
驚きました。
縦だけでもだめ、横だけでもだめ。縦と横が結ぶその一点こそが、イヅノメなんですよね。

で、問題のラストの一文です。

>でも、これだけは忘れないで。幸せの国をみつけるまでは、そのヴェールをけっして脱いではいけませんよ。

はじめ主題は、美醜等の価値観の相違だと思っていたんですが、実はそうじゃなくて、
このお話は、作者さまが意識するしないにかかわらず、とどのつまり、「差別」のことをいっているようですね。
要は、やはりラストの一行にかかってくるわけですが、差別は、永遠になくならない。そういうことですね。
人類がつづく限り差別もまた、なくならない。
まったくその通りだと思います。

>でも、これだけは忘れないで。幸せの国をみつけるまでは、そのヴェールをけっして脱いではいけませんよ。

この「幸せの国をみつけるまでは」というのは換言すると、差別のない世界ができるまでは、だと思うんです。

ありがとうございました。

03-04T22:29

219.195.210.234

七つまみ

浅井えむ様

 前作に続きお越しくださり、どうもありがとうございます。
 「美しい目」なんて表現がありますけど、多くの場合眼球ではなくまぶたの形のことですものね。人間の「皮」に対する執着は恐ろしいです。

>確かワニだったか、縦と横、二重にシャットダウンするようですが。
→美容整形で「二重まぶたにしてください」って頼んだら瞬膜つけられちゃったりして。

>つまり、これは対極にあるもののなかにも、賛同者がいるということですね。
→王子自身も蔑まれてきたからこそ、相手の苦しさがわかる。その共感を「あなたはとても美しい」という言葉に込めたかったんだと思います。
 もし、砂漠で出会った女性が自分と同じよこまぶただったら、王子は「美しい」と言ったでしょうか。想像すると面白いです。

>縦だけでもだめ、横だけでもだめ。縦と横が結ぶその一点こそが、イヅノメなんですよね。
→イズノメってなんだろうと思って検索したら、世界救世教ですか。「たてよこむすぶ」なんてキーワードが出てきて、こちらも少しびっくりしました。余談ですが教祖の師匠の出口王仁三郎、わたしずっとワニサブロウって読んでました。

>このお話は、作者さまが意識するしないにかかわらず、とどのつまり、「差別」のことをいっているようですね。
→価値観、とくに人間の外見に関する美醜観念は差別と表裏一体だと思います。でも異なる価値観があることを知れば、受け入れることもできるはず……二人が作ったというオアシスの国は理想郷です。

 ささいなアイデアから生まれたお話なのに、いろんなことを感じていただけたみたいで、わたしも書いてよかったなと思いました。

 どうもありがとうございました。

03-05T00:31

125.192.42.151

夏路殻巣

七つまみ様

拝読させて頂きました。

読みながらよこまぶた姫の受けた仕打ちにひどいな、と心を揺らされたりもしましたが、少しいつか救われるんだろうと思っていました。ちょっと先を想像できていた部分もあったのです。
でもまさか救われた姫との間の子供の代にまで話が及ぶとは。それは少し意外でした。
そして自分と同じ容姿の子供に再び壷をかぶらせる母親。最後にその深い意味を伝えるような形になっていましたが、それを愛と呼ぶかエゴと呼ぶかは分かれる所なのでしょうね。
でもそれだけ考えさせられる内容であったと思います。
ただ文章の流れとしてはとても読みやすかったのですが、世代を超えてまでのストーリーに少ししつこさを感じました。(展開は母親の時とほぼ同じなので)
勉強になりました。ありがとうございました。

03-06T22:40

219.15.215.140

七つまみ

夏路殻巣様

 わざわざお越しくださってありがとうございます。
 御作では偉そうなことをいいまして失礼いたしました。

>いつか救われるんだろうと思っていました。
→最後まで救われないお話もときどき書くのですが(そして不評を買うのですが)、今回は一応救われる結末にしてみました。基本的には、ある意味オーソドックスな展開だと思っていたので、第二世代を意外と言っていただいて、さらに「考えさせられる内容」と言っていただけてとてもうれしいです。

>自分と同じ容姿の子供に再び壷をかぶらせる母親。最後にその深い意味を伝えるような形になっていましたが、それを愛と呼ぶかエゴと呼ぶかは分かれる所なのでしょうね。
→母はなぜ息子に自分の壷をかぶせたのか。理由はとくに考えていませんでした。流れというか、一種の物語的様式美というか……安易であったことは確かだと思います。作中に明記するかどうかは別として、作者としては考えておかなければいけないことですね。少なくとも、母親はよこまぶたの息子に同情しているはずなので、「エゴ」の可能性はないでしょう。でも壷をかぶせなきゃいけない合理的な理由は全然ないんですよね……サングラスでいいじゃん、というご指摘も他の方からありましたし。

>世代を超えてまでのストーリーに少ししつこさを感じました。(展開は母親の時とほぼ同じなので)
→息子のキャラをもっと強くして展開に変化をつけるべきだったというのが、今回の投稿で感じた一番の課題です。なにかいいアイデアがないか、無い知恵を絞ってみたいと思います。

 どうもありがとうございました。おたがいがんばりましょう。

03-08T00:38

125.192.42.151

小次郎

作品読ませて頂きました。テーマは容姿コンプレックスですか?
>「これほど美しい人をあざけるとは、あなたの故郷の方々はなんと奇妙なのだろう。ぜひこの国で、ずっとぼくと暮らしてほしい」
性格より容姿重視ですよね。
>「驚いたのは、あなたがとても美しかったから。ぼくの母にそっくりだ」
容姿コンプレックスの人がこの作品読んだらコンプレックス深まりそうです。もちろん、恋愛では容姿重視か性格重視かは自由ですけど。 

03-09T20:28

111.234.83.204

七つまみ

小次郎様

 わざわざお越しくださってありがとうございます。

>テーマは容姿コンプレックスですか?
>容姿コンプレックスの人がこの作品読んだらコンプレックス深まりそうです。
→自分としてはこのお話で、容姿で人間を尊んだり疎んじたりすることのばかばかしさを表現したつもりです。容姿差別はばかばかしいことだけど、根が深いものだと思います。わたし自身、外見なんかどうでもいいじゃん、という国があったら移住したいと夢想する人間の一人です。

>性格より容姿重視ですよね。
→はい。たてまぶた姫が異国で玉の輿に乗れたのは、まぶた以外のパーツは美人だったからでしょう。刺繍の腕はきっかけにすぎません。

>>「驚いたのは、あなたがとても美しかったから。ぼくの母にそっくりだ」
→このセリフには、相手に対する共感というか励ましというか、そんなニュアンスを込めたかったのですが、現状では伝わりませんね……。なにか工夫をしたいと思います。
 差別を受けた経験を持つ主人公たちは、顔の美醜だけにこだわる人間であってほしくないので。

 ご感想をお寄せいただき、どうもありがとうございました。

03-11T14:33

125.192.42.151

うさぢる

七つまみ 様

どうも、読ませていただきました。
いや、まあ、実はわりと早い段階で読んでたんだけども、
コメントが難しくてな。ひよってた。
まあ、私、そういう人だから、しょうがないよね。

完成度高いと思う。
指摘は、好みの問題じゃないかな。

私が思うところがあったのは、二点。

・後半のよこまぶたの王子の旅立ちのシーン。

王妃としては、愛する息子を旅立たせたくはなかったものの、
すっかり気を塞いで部屋に閉じこもる様子にいたたまれなくなり、
ってなことを言って、王妃が息子を手元に置いておきたかった心情をみせてから、
>「これをかぶり、わたしのロバを連れて旅に出なさい。この世の果てを目指してまっすぐ行けば、きっとあなたを迎えてくれる国があるでしょう」
このセリフにつないでほしかったかな。

・ラスト

>こうして二人は結ばれました。その子孫たちが砂漠に作った国は、小さいながらいまも幸せに栄え続けているといわれています。

これで終わってよかったと思う。
そうすると、差別や偏見のないユートピアができました、って感じで、いい余韻が残る。
最後に語りがはいること自体はかまわないんだけど、
その内容がちょっと、テーマからぶれてそうな感じだったので、いらないと思った。
ま、私が御作に見たテーマが「偏見」だったから、なんだけどね。

執筆の狙いについて、

ユーモアは感じなかった。ほのぼのしてるとも思わない。
是非を一方的にきめつけがちな、現代人の価値観に物申す的な、
含蓄がありそうな内容でした。
ゆえに狙いどおりとは思わなかったけれど、
とてもよいでき。おもしろかったです。

どうも、言いたい放題しつれいしました。

03-12T01:27

125.195.171.226

七つまみ

名無し様

 こんにちは。なな仲間がまたひとり。
>なんと言うか飽きるんですよね。
→他の方からもご指摘いただきました。なにかいい展開を考えたいと思います。

>ですがあなたには面白い小説を書く
>才能があります。
→なんと、断言されてしまいました。キャー。
 がんばって足掻かなければいけませんね。
 面白かったと言っていただけるようにがんばりたいと思います。

 どうもありがとうございました。

03-12T19:34

125.192.42.151

七つまみ

うさぢる様

 お越しくださってありがとうございます。
>コメントが難しくてな。ひよってた。
→感想返しが重荷になってますか……?なんか申し訳ないです。
 わたし自身は感想返しを徹底してない立場なので、ご無理なさいませんように。
 でも感想いただけるとやっぱり嬉しいです。

 今回は「完成度高い」「含蓄がありそう」「とてもよいでき」とまでおっしゃっていただけて、ちょっとびっくりです。

>王妃が息子を手元に置いておきたかった心情をみせてから、
→そうですね。せっかく同じ運命を背負った親子なんですから、そういう心のつながりも書けるとよかったです。

>これで終わってよかったと思う。
>そうすると、差別や偏見のないユートピアができました、って感じで、いい余韻が残る。
→童話らしいスイートな余韻ですねー。てらいのないハッピーエンドってわたし、どうも照れちゃうんです。なので今回、やっぱり外見差別は簡単にはなくならないよ、という皮肉を入れてしまいました。

>ユーモアは感じなかった。ほのぼのしてるとも思わない。
→たてまぶたとか、タンツボかぶって放浪とか、ビジュアル的に滑稽かなと思ったんですけど、たしかに自分の身に置き換えればかなりえげつないですね。
 わたしがこれまでに投稿した童話は、ラストで登場人物が死んだりひどい目にあうのがほとんどなので、主人公が幸せに結婚する本作は相対的に「ほのぼの系」という認識です。

>指摘は、好みの問題じゃないかな。
→多くの人はどんな好みを持っているのか、それを知ることができるのが鍛錬場の良さですね。自分自身の好みや目的と照らし合わせて、どの指摘をどう生かしていくか考えたいと思います。

 どうもありがとうございました。

03-12T23:47

125.192.42.151

ご利用のブラウザの言語モードを「日本語(ja, ja-JP)」に設定して頂くことで書き込みが可能です(テクニカルサポート)。



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